本協会では海外からの研修生の受け入れをしております。今年度もJICA(国際協力機構)からの障害分野の国際研修事業と今回ご紹介するダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業※の委託を受けております。ダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業は、アジア太平洋地域の障害者、30歳以下の将来のリーダー候補の人材を育てる事業です。研修期間は約1年(10カ月)です。
現在は6人の研修生(インド・バングラデッシュ・ウズベキスタン・ラオス・モルジブ・台湾)が来日しております。9月から12月までは日本語研修を受けます。その後、本人の研修希望と調整し、各地へ研修に旅立ちます。日本語研修の期間は協会所在地の戸山サンライズで行います。日本語の研修の他、日本語手話も学びます。
ただし、研修生は外出の機会が限られているため、息抜き(?)も兼ねて、水泳研修もこの時期に行います。水泳研修は毎週水曜日の夕方に行います。視覚障害の研修生等は自国ではプールにさえ入ったことがないことも多く、息つぎから練習します。障害者スポーツの認定を受けた先生の指導のお陰も有り、そんな研修生も最終日には泳げるようになる場合がほとんどです。
今年の場合はインドとラオスからの研修生がはじめての水泳体験でした。当初はおぼれている(?)ようにも見れる泳ぎをしていましたが、何とか水を一杯飲みながらも練習を重ねて、無事に泳げるようになりました。一昨日にはこの水泳研修も最終日となりました。そこでは研修生がそれぞれ一人ひとり、水泳の発表を行いました。毎回参加しておりますが、はじめの全く泳げない状態から身体の不自由さをもろともせずに、何とか泳げるようになるのを見ると、ジワット心に沁みて、一緒にお手伝いが出来たことを大変うれしく思います。コーチを引き受けて頂きました小池先生・矢壁先生、どうもありがとうございました。その後は皆で近所のレストラン(ビッグボーイ)で打ち上げをしました。お酒の研修をしている研修生もいました・・。
その様子はこちらのダスキン・アジア太平洋障害者リーダー育成事業のブログに写真付きで掲載されています。
http://blog.canpan.info/duskin/archive/509 
(写真は今年の5月に水泳大会に参加し、金メダルを獲得した前期の研修生です。)
(MH)
※公益財団法人 ダスキン愛の輪基金より委託を受けて実施中の研修:
http://www.normanet.ne.jp/~duskin/our-program/index.html
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