[文化庁]「碍」の字を常用漢字表に追加することを見送り

[文化庁]「碍」の字を常用漢字表に追加することを見送り

 文化審議会国語分科会は,衆議院文部科学委員会決議(平成 30 年 5 月 30 日)及び参議院文教科学委員会附帯決議(平成 30 年 6 月 12 日)において、「障害」の代わりに「障碍」と表記することについて、「政府は,「心のバリアフリー」を推進し,スポーツへの障害者の参加の更なる促進を通じた共生社会の実現を図るため,「障害」の「害」の表記について,障害者の選択に資する観点から(注:参議院文教委員会においては「障害者の意向を踏まえて」),「碍」の字の常用漢字表への追加の可否を含め,所要の検討を行うべきである」としたことを踏まえ,「「碍」の字の常用漢字表への追加の可否」について審議してきました。
 令和3(2021)年2月26日、文化審議会国語分科会国語課題小委員会(第41回)は、「碍」の字を当面常用漢字表に追加することはしないという考えを示しました。その理由は次のとおりです。
〇漢字表の漢字選定の問題として(国語施策の観点から)
 常用漢字表は,日本語を用いた書き言葉による民主的で円滑なコミュニケーションを実現することを目的としている。社会における漢字使用の実態を反映し,主に出現頻度と造語力(熟語を構成する能力)が高い漢字が採用されてきた。検討の過程にある課題について周知又は問題提起するために漢字を追加することは,常用漢字表の趣旨と合っていない。 〇用語の問題として(より広い観点から)
 「「害」の字を,人に対して用いることが不適切であるという考え方」があり,この表記を受け入れ難いと感じている人たちがいることを,国語分科会として重く受け止める。一方で,「しょうがい」の表記については当事者・関係者の間にも多様な意見があること,また,仏教語に由来する「障碍(しょうげ)」の意味についての指摘にも留意する必要がある。  そして、今後の対応として次のように示しています。
○ 「碍」については,直ちに常用漢字表に追加することはしないが,国会の委員会決議の趣旨に沿い,この漢字の扱いを,常用漢字表における課題の一つと捉え,使用実態や国民の表記に関する意識を調査するなど,国語施策の観点から引き続き動向を注視していく。
○ 常用漢字表の次の改定が行われる際には,国会の委員会決議が取り上げている観点も参考にしつつ,選定基準の見直しが必要であるかどうか,改めて検討する。
○ 「障害」の表記に関しては当事者を中心とした議論の行方を見守ることとし,一方で,用語全般に関する課題を広く解決していくための考え方を国語施策の観点から整理することができないか検討する。  詳しいことは下のサイトをご覧ください。(寺島)
https://www.bunka.go.jp/seisaku/bunkashingikai/kokugo/kokugo_kadai/iinkai_41/92851101.html
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