本協会の理事の日本障害者協議会※の藤井代表が出演する番組のご紹介です。
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藤井代表がドイツを訪れ調査取材を行い、ナチスドイツ下で繰り広げられた「T4作戦」問題について、NHKのETV特集(
http://www.nhk.or.jp/etv21c/)として放送されます。放送日時は、明日11月7日(土)23時から24時までです(59分間)。タイトルは、「それはホロコーストのリハーサルだった」~障害者虐殺70年目の真実~です。
今回の番組は、藤井代表の5月と7月の二度の訪独にNHKのスタッフが同行し、ここでの調査やインタビューをもとにまとめたものです。すでに8月から9月にかけて3回放送されていますが(ハートネットTVにて)、今回のETV特集は総集編としての意味に加えて、取材した中での未放送部分や追加取材を盛り込むなど、新たな構成になっています。
「戦後70年」も余すところ2か月となりましたが、障害分野関係者のみならず社会全体としても「戦争と障害者」のテーマに向き合う機会になればと思います。以下、番組紹介(抜粋)です。
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ナチスによる障害者虐殺は20~30万人とも言われています
600万人以上のユダヤ人犠牲者を出し、「人類史上、最大の悲劇」として語り継がれてきたナチス・ドイツによるホロコースト。しかし、ユダヤ人大虐殺の前段に、いわば“リハーサル”として、およそ20万人ものドイツ人の精神障害者や知的障害者、回復の見込みがないとされた病人たちがガス室などで殺害されたことについては、表だって語られてこなかった。
終戦から70年もの年月がたった今、ようやく事実に向き合う動きが始まっている。きっかけの一つは5年前、ドイツ精神医学精神療法神経学会が長年の沈黙を破り、過去に患者の殺害に大きく関わったとして謝罪したこと。学会は事実究明のために専門家を入れた国際委員会を設置、いかにして医師たちが“自発的に”殺人に関わるようになったのかなどを報告書にまとめ、この秋発表する。
番組では、こうした暗い歴史を背負う現場を、日本の障害者運動をリードしてきた藤井克徳さん(自身は視覚障害)が訪ねる。ホロコーストの“リハーサル”はどうして起きたのか、そして止めようとする人たちはいなかったのか・・・。
資料や遺族の証言などから、時空を超えていま、問いかけられていることを考える。
語り:大竹しのぶ
(内容59分)
※ NPO法人日本障害者協議会(JD)事務局
〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
TEL.03-5287-2346 FAX.03-5287-2347 Eメール office@jdnet.gr.jp
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