[日本]障害者政策委員会で将来志向非金銭的救済について議論

[日本]障害者政策委員会で将来志向非金銭的救済について議論

 2019年6月27日、第45回障害者政策委員会が開催され、障害者差別解消法の見直しについて検討されました。そのなかで、差別を受けた障害者を救済する制度について議論があり、国連障害者権利委員会委員でもある石川准障害者政策委員会委員長(静岡県立大学教授)から、「将来志向非金銭的救済」についての資料提供があり、議論されました。
 「将来志向非金銭的救済」は「Forward-looking, Non-pecuniary Remedies」の日本語訳で、2018年に発出された国連障害者権利委員会の一般的意見第6号の第22パラグラフに次の記載があります。
 「差別が体系的な性質のものである場合、個人に対する単なる補償の供与だけでは、アプローチを変更するという意味では、本質的な効果をもたらすことができない。そのような場合のため、締約国は法制度において「将来志向非金銭的救済」も導入すべきであり、これはつまり、民間の当事者及び団体によって実行される差別に対するさらに効果的な保護が、締約国によって提供されるということを意味する。」
 すなわち、構造的な差別をなくしていくためには、差別された個人に対する金銭的な補償だけでは十分ではなく、将来に向かって体系的あるいは実質的な救済が必要であるという考え方です。「将来志向非金銭的救済」には、差別廃止計画を採択するといった奨励的アプローチと、差別を行った事業体に対する公共調達における入札手続への参加禁止措置等の懲戒的アプローチがあり、欧州諸国を中心に多数採用されているとのことです。
 第45回障害者政策委員会については、下のサイトをご覧ください。国連障害者権利委員会の一般的意見第6号の仮訳も掲載されています。
https://www8.cao.go.jp/shougai/suishin/seisaku_iinkai/index.html
 また、同意見(Comment No6)の原文は、下のサイトにあります。(寺島)
https://www.ohchr.org/EN/HRBodies/CRPD/Pages/GC.aspx
関連記事

本協会主催セミナー・研修会にチラシなどを置きませんか?

タグ/
コメント一覧
コメントする


管理者にだけ表示を許可する

トラックバック


この記事にトラックバックする(FC2ブログユーザー)

検索フォーム

最新記事

カテゴリ

アクセスランキング

[ジャンルランキング]
福祉・ボランティア
1位
アクセスランキングを見る>>

[サブジャンルランキング]
福祉情報・ニュース
1位
アクセスランキングを見る>>

ランキング集計結果

ブログランキングならblogram


人気ブログランキングへ

にほんブログ村 介護ブログ 障がい者へ
にほんブログ村

くる天 人気ブログランキング

運営者情報

公益財団法人
日本障害者リハビリテーション協会
住所:〒162-0052 東京都新宿区戸山1-22-1
電話:03-5273-0601 FAX: 03-5273-1523
URL:http://www.jsrpd.jp/
メールフォームによるお問い合わせ

このブログでは、国内外の障害者関連情報を提供しております。

免責事項

当ブログの掲載情報をご利用頂く場合には、お客様のご判断と責任におきましてご利用頂けますようお願い申し上げます。
当ブログの掲載商品についてのトラブルは、一切の責任を負いかねますのでご了承願います。
尚、掲載商品に関するお問合せもリンク先に御座います企業宛までお願い申し上げます。
当ブログ管理者側ではお答え致しかねますのでご了承願います。

アクセスカウンター

月別アーカイブ